用語集

一方向の秘密保持契約(一方向NDA)

一方向とは、一方の側だけが情報を開示し、もう一方の側だけが、それを非公開に保つ義務を負う秘密保持契約です。

最終更新日:2026年10月28日

一方向NDAは、片務的NDAとも呼ばれ、一方向に流れる情報を保護します。開示する側が共有し、受け取る側は、定められた目的以外には、知り得たことを使わず、他者に渡さないと約束します。事業者が、外部の担当者、投資家、候補者に機密性の高いものを見せ、相手が秘密を共有し返さない場合に、よく使われます。

双方が開示する場合は、相互NDAに切り替えるのが通常です。プロセス、料金表、未公開の作品を見せるフリーランスは、自分だけを拘束する一方向の契約書に署名すべきではありません。そうすると、クライアントには、対応する義務がありません。

決めることは、どのNDAとも同じです。定義、例外、目的、期間、情報を見てよい人です。一方向の契約書が、自動的に「より厳しい」わけではありません。ただ、一方向であるだけです。広い定義と長い期間は、やはり広い定義と長い期間です。

受け取る側は通常、話し合いに合った目的(「ウェブサイト制作の見積もりを作成するため」)、すでに知っていた情報の除外、同じく義務を負うアドバイザーと共有する権利を求めます。開示する側は通常、見積もりが採用されなかった場合の返却または削除の行を求めます。

このサイトでは、一方向の取引を文で説明すると、Lex がその形でドラフトを作ります。双方が共有する場合は、相互NDAのテンプレートが出発点です。NDAの用語集のページでは、共通する考え方を扱っています。

具体例

ある会社が、フリーランスの開発者に、見積もりのためにコードベースを共有する前に、一方向NDAに署名するよう求めます。開発者は受け取る側です。開発者は、目的(「固定価格の見積もりを作成するため」)、すでに使っているツールの除外、採用されなかった場合にリポジトリを削除する行を加えます。開発者は自分の未公開のツールを共有しないので、義務が逆方向にも働く必要はありません。

契約書での現れ方

文言例 · 当社が作成

開示当事者は、目的のために、受領当事者に秘密情報を共有することができます。受領当事者は、その情報を秘密として保持し、目的のためにのみ使用し、知る必要があり、かつ同等の義務を負う従業員等にのみ開示するものとします。開示当事者は、本契約に基づき、これに対応する義務を負いません。

やさしく言うと

一方の側は秘密を共有しますが、もう一方の側は共有しません。受け取る側は、見せられたものを非公開に保ち、この話し合いのためだけに使い、必要とする人で、同じく義務を負う人にだけ共有します。開示する側は、同じ約束を返しません。

よくある間違い

  • 資料、料金表、未公開の作品も共有するのに、一方向NDAに署名してしまう。
  • 目的を「あらゆる事業目的」としたため、コードベースが再利用できてしまう。
  • 採用されなかった見積もりの後の、削除または返却の行を忘れてしまう。
  • 一方向なら、より短い、あるいは、より穏やかだと思い込んでしまう。向きと厳しさは、別の選択です。

よくある質問

一方向NDAはいつ使いますか?

情報を開示するのが一方だけの場合です。双方が共有する場合は、相互NDAを使ってください。

一方向NDAは「より厳しい」のですか?

自動的にそうなるわけではありません。ただ、一方向であるだけです。どのくらい広いかは、引き続き、定義と期間で決まります。

このサイトにテンプレートはありますか?

/templates/mutual-nda の相互NDAから始め、話し合いに合う場合は、義務を一方に絞って調整してください。

法的な文言が優先されます最終確認日:2026年10月28日弁護士の確認待ち